約 3,378,743 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6007.html
このページでは『こんなアタシでも…』『ゴメンなさい…アタシのせいで』『こんなアタシでゴメンなさい…~真冬外伝~』(すべて判定なし)を紹介する。 こんなアタシでも… 概要 ストーリー キャラクター 特徴 鬱要素 評価点 問題点 総評 ゴメンなさい…アタシのせいで 概要(ゴメあた) ストーリー(ゴメあた) 特徴(ゴメあた) 問題点(ゴメあた) 評価点(ゴメあた) 総評(ゴメあた) こんなアタシでゴメンなさい…~真冬外伝~ 概要(外伝) ストーリー(外伝) 特徴(外伝) 問題点(外伝) 評価点(外伝) 総評(外伝) 移植等 余談 こんなアタシでも… 【こんなあたしでも】 ジャンル おねがいアドベンチャーゲーム 対応機種 Windows 95/98/Me 発売・開発元 WINTERS 発売日 2001年7月27日 定価 8,800円(税別) レーティング アダルトゲーム 配信 XP対応 2007年10月10日/2,500円(税別) 備考 移植多数あり。詳しくは後述 判定 なし ポイント 魔性のビッチヒロイン真冬 概要 WINTERSの2作目。 ライターは本ブランドのみで活動している平井次郎氏。 略称は『こんアタ』。 ストーリー 真冬は自ら、「不特定多数の」「愛情のかけらも抱いていない」「名前さえも知らない」男達と体を重ね合い、舌や唇をむさぼりあいます。男子学生である主人公は、そんな真冬のことを好きになってしまいます。真冬は、そんな主人公に言い放ちます。「こんなアタシでも、好きになってくれるんですか…?」(公式サイトより抜粋) キャラクター 東雲真冬 (しののめ・まふゆ) メインヒロイン。 身体だけを求めて誰とでも寝る。 葉川有香 (はがわ・ゆか) 幼なじみ。 主人公のことを気にかけており、真冬と別れさせようとしている。 湖北洋子 (こほく・ようこ) 主人公と同じバイト先の女子大生。 男性恐怖症。 特徴 選択肢で分岐するアドベンチャーゲーム。 選択肢に応じてエンディングが変わる。各ヒロインとのエンドの他にバッドエンドが多数ある。 主人公は真冬に一目ぼれし、告白をするも受け入れられない。 諦めない主人公は再度告白。すると真冬は主人公を試すために、不特定多数の男と寝るところを見せ付ける。 以降、真冬が他人と寝るのを見せ付けられるたびに、プレイヤーは真冬のことを諦めるかどうかを選択する。 諦めるを選択すると、主人公も諦めて即座にエンディング。 他の2人のヒロインは比較的まともな性格で、主人公にある程度好意を持っている。彼女らと結ばれるような選択をすると個別エンド。 テキストに「…」が多用される。 鬱要素 + エンディングのネタバレ 真冬エンド以外では、真冬は殺されることもある。 関係を持ちすぎてモブの男に殺される。有香に報復として刺殺されるなど死因は様々。 真冬エンドもすっきりしない 彼氏彼女の関係になっても真冬の性格は変わることなく、不特定多数の男と関係を持ちたがる。 主人公は自分だけが真冬を抱くために、首輪をつけて真冬を管理する。 要はお互いにネジが外れたまま、付き合い続けることを選ぶ。 評価点 当時の基準でも稀有な設定 ヒロインが付き合った後も、他の男と寝続けるという異例の設定。 質はともかく挑戦的な姿勢は評価できる。 キャラの性格が最後まで一貫している。 安易に改心するご都合主義がない。 真冬に惹かれた人もいる。 エロゲ界でも珍しいヒロインだが、悪魔的な魅力を感じた人もいる。 発売から10年以上経っても、類似するヒロインはほとんど見られないほどあくが強い。 エロシチュエーションが多様 真冬は特に変態じみたシチュが多め。 問題点 ボリューム不足 CGコンプリートまでさほど時間はかからない。 後述のファンディスクとセットで、ようやくフルプライスに見合うレベル。 コンフィグ Enterキーを押すと数ページ飛んでしまうため、実質クリックしか使えない。 セーブした時間しか表示されないため、時間を置くとどのシーンか分かりにくい。 総評 ビッチヒロインをメインに据えた異色作。 ある意味「純愛」とも言える独特の内容は、一度プレイしたら忘れられない。 ゴメンなさい…アタシのせいで 【ごめんなさい あたしのせいで】 ジャンル 嗜虐心充足アドベンチャーゲーム 対応機種 Windows 95/98/Me 発売・開発元 WINTERS 発売日 2001年12月20日 定価 8,800円(税別) レーティング アダルトゲーム 配信 2007年11月6日/2,200円(税別) 備考 移植多数あり。詳しくは後述 判定 なし ポイント コンセプトが今ひとつ 概要(ゴメあた) 前作から半年足らずで発売された、WINTERSの3作目。 引き続き特異な設定である。 『こんなアタシでも…』と同シリーズとして扱われることもあるが、特に繋がりはない。 略称は『ゴメあた』。 ストーリー(ゴメあた) 主人公の男子学生は、『自分に対して全く自信が無い男』です。『自分なんか、女の子に好かれるはずがない』と、諦めきっている男です。そんな彼のことを『好き』だという女の子が現れます。それが当ソフトのヒロイン・哀沢涙(あいざわ・るい)です。彼女は、『ほんの些細なことですぐにめそめそ泣いてしまう女の子』です。自分に対してかけらの自信すら宿していない主人公は、涙の『好き』という気持ちを信じることができません。その結果、涙を『いじめて』しまいます。『こんなにひどい仕打ちをしてもなお、自分のことが好きなら‥その時初めて、涙の心を信じられる気がする…』歪んだ愛の形が、ここにあります…女性キャラはフルボイスで『泣きます』『嘆きます』‥でも、『微笑みもあります』哀沢涙は、幸せになれるのでしょうか…(公式サイトより抜粋) 特徴(ゴメあた) 基本的なシステムは前作と同様。 メインヒロインの涙が中心。他の2人はサブヒロインという位置付け。 ストーリーの項目で述べたように、主人公に好意を抱くヒロインの涙をいじめるのが主な流れ。 ただし、いじめるとバッドエンドになる。 問題点(ゴメあた) 説明不足 「何故主人公を好きになったのか」という疑問は最後まで解消されない。 どのルートでもうやむやなまま終わってしまう。 普通(?)になってしまったシナリオ 前作と逆に、涙に酷いことをするとゲームが終了する。 例えば「涙に喫茶店で水を顔に浴びせる」「公園の木に縛り付ける」とその時点でバッドエンド。 モラルに反する行為で、バッドエンドになるのは妥当である。だが、ある意味純愛の前作に惹かれたプレイヤーには不評。 前作から引き継いだ問題点 ボリュームの薄さ、コンフィグの悪さは改善されていない。 評価点(ゴメあた) 抜きゲーとして CGや声優は水準レベル。 シチュエーションも前作ほど人を選ばない。 キャラゲーとして すぐに泣くヒロインという設定に惹かれたプレイヤーも存在する。 総評(ゴメあた) 抜きゲーとしては普通寄りになった。 真冬が強烈なインパクトを残した前作と異なり、いまいち印象に残りにくい作品。 単体で買うことはお勧めしない。オムニバスのおまけとして遊ぶのが良いだろう。 こんなアタシでゴメンなさい…~真冬外伝~ 【こんなあたしでごめんなさい まふゆがいでん】 ジャンル それからADV 対応機種 Windows 98~XP 発売・開発元 WINTERS 発売日 2005年4月28日 定価 8,800円(税別) レーティング アダルトゲーム 配信 2007年11月7日/2,200円(税別) 備考 『こんアタ』『ごめアタ』同梱 判定 なし ポイント 鳴りを潜めた真冬システム面は向上 概要(外伝) 過去作『こんなアタシでも…』『ゴメンなさい…アタシのせいで』に 後日談『こんなアタシでゴメンなさい』を追加したオムニバス作品。 ストーリー(外伝) アツノリだけを愛すると心に誓った真冬ですが、とある経緯でアツノリと数日の間離れることになってしまいます。アツノリだけを想いながら、真冬はアツノリの帰りを待つのですが…(公式サイトより抜粋) 特徴(外伝) 『こんアタ』で主人公と真冬が結ばれた半年後の後日談。 主人公と離れた真冬は主人公以外と寝ないように、性癖を抑えて努力する。 しかし、そんな真冬を狙う男たちが現れる。選択肢によって真冬が襲われるかどうかが決まる。 問題点(外伝) 真冬の性格が変わった。 本作の真冬は、喜んで抱かれていた『こんアタ』とはかなり異なる。 本作のエロシーンの大半は無理やり男に抱かれるもの。真冬は主人公以外と寝てしまったことに罪悪感を感じ、自殺する。 男から逃げることに成功すれば、主人公と抱き合ってエンディング。 人としては普通になったが、『こんアタ』に魅力を感じた人からは不評。 テキストを読む際に若干不具合があった。 パッチで改善した。 同梱作品はベタ移植。誤字脱字等もそのまま残っている。 評価点(外伝) 3作品を同梱している ようやくフルプライスに見合った内容になった。 システム、CGは向上。 大画面に対応し、コンフィグも多少だが使いやすくなった。 総評(外伝) 後日談の評価はいまいち。 3作品を同梱しているので、価格はようやく見合ったものになった。 DL版は後日談のみの単体発売なので注意。 移植等 このブランドは再販や同梱版が多い。 + 移植一覧 冬箱 このブランドのメイン『KISSシリーズ』以外のオムニバス。『こんなアタシでも…』『ゴメンなさい…アタシのせいで』『真冬外伝』『アンバランス~彼女の心は奪えない?~』『こんな魔法少女…アタシはレミィ』『感覚の鋭い牙』の6作を収録。 WINTERS二重箱 オムニバスソフト『KISS×∞』と上記の『冬箱』のセット 合計で13作収録という大ボリューム。 メガストア2014年8月号 エロゲ雑誌の付録。『こんなアタシでも…』『ゴメンなさい…アタシのせいで』『真冬外伝』を収録。 WINTERSぜんぶ タイトル通りWINTERS全作品のセット 合計で18作収録という大ボリューム。 これだけ移植したほかDL販売もあるので、初回版などは軒並み値崩れしている。 余談 公式サイトが、商業とは思えないほど安っぽい。 なお10年以上経っても、このブランドのサイトは変わっていない。 前述したようにこのブランドは『KISSシリーズ』がメイン。 時折シリーズ作品以外も発売していたが、現在では『KISSシリーズ』のみが発売している。
https://w.atwiki.jp/kakiterowa/pages/169.html
「んで、取り敢えず助けてくれてありがとうな。私はギャルゲの書き手でお姉さま。あんたはパンタローネって言ってたよね?」 「ああ、その通りだ。怪我はなかったか?」 「うん、特には」 蘇った現代の熱血怪人を撃退した2人は情報交換を行なっていた。 そのなかで、互いが対主催で、ゲームに乗ってない事を確認すると二人さらに話は始める。 そして随分と話し合った後お姉さまは 「ねえ……ここのロワさ、あんたやさっきの怪人みたいな強いの沢山居ると思う?」 「ああ……たぶんもっといるだろう。そして俺以上にに強いものは確実に居る」 「そっか……そうだよね」 そう呟くおねえさまはそっと顔をうつむかせ目に涙に立て 「私、無力なのか……皆で生きて帰ろうと思って理想を立てたけど……力が足りないよぉ……理想に敵う力がない」 「お姉さま……」 お姉さまは悔しがりなき始めた。 理想をかなえたいのに力が足りなくて。 どんなに頑張っても所詮は非力な少女。 さっきみたいな怪人みたいに特殊な能力がない。 ただそれが悔しくて、悲しくて。 「力が欲しい……力が欲しいよぉ……」 そして力を欲し始めた。 でもその純粋な願いは叶わないと。 そう自分でも解っているのに願わずに入れなかった。 だがその瞬間 「―力が欲しいか。力が」 その願いを聞く者が表れた。 「私のバックから!?」 その声はお姉さまのバックはから聞こえる。 そしてバックからひとりでに現れる者。 それは 「我名はディー。ぶっちゃけ神だ」 ギャルゲロワの黒幕ディー。 のはずなんだけどなんかやたらフランクである。 「なんで……私のバックから」 「汝に力を与えに……ぶっちゃけ支給品のひとつだ」 「はあ!? なんかやたらディーにしては軽いわね」 「こんなものだ……ぶっちゃけ我も知りたい」 ただ、お姉さまとパンタローネは呆気に獲られていた。 突然変なのが出たのである。 そしてゲームよりやたら性格が軽い。 どっかで頭でもぶったのだろうか? お姉さまは呆気に獲られてつつも質もんする、目の前の自称神に。 「あんた力をくれるって言ったよね? なんで?」 「汝が望んでたのであろう?……ぶっちゃけさっさとバックから出たかった」 「そ、そう。でも力をくれるのなら契約しないといけないんでしょ? 私はあんたなんかに全てをささげたくはないわ」 お姉さまはこのディーとは契約したくはなかった。 そんな今の自分捨ててまで力を手に入れたくはない。 特にこんなどこか逝っちゃってるディーなんかに。 だがディーは何の問題ないように 「何……契約はとらんよ。私はただ私を捕らえた読み手のことが赦さん。あいつらに復讐できるなら力ぐらいかしてやろう……ぶっちゃけさっさともとの性格に戻りだけだ」 そういいのけた。 「そう、でも……私は」 お姉様はそのこたえに迷いつつもいずれ 「なら……力を貸して! 理想を貫く為に! 皆を助けられる力を!」 「了解した。なら授けよう」 ディーは頷きそっと手を掲げる。 その瞬間お姉さまを光に囲まれそしてその光は少しずつなくなっていった。 しかし全部無くなった時お姉さまは特に変わりようもない姿でたたずんでいる。 お姉様は不服そうに 「何よ……何も変わってないじゃない」 「いや変わってる……手を掲げ、チェンジといってみろ」 「はあ……チェンジ……ってあれ!?」 そうお姉様がそういった瞬間またもお姉さまは光に包まれまた晴れた時お姉様は変わっていた。 そうその姿は。 フリフリのエプロン付きのドレス。 頭には白のカチューシャ。 髪の毛は白髪。 その姿を見てパンタローネは絶句し、ただ一言。 「メイド……そしてなぜ十六夜咲夜?」 お姉様の新しい姿は東方の咲夜。 なぜか。 お姉さまは絶叫し 「orz……なんでーーーーーー!!!! 中国の次はこれやねんーーー!!! おいこの似非神! どういうこと!」 そうディーに向かって叫んだ。 やっと力を手入れたと思ったのに。 なぜかメイドになってるなんて。 しんじられなかった。 ディーは笑いながら 「驚くではない。しっかりと十六夜咲夜の力を発揮できる。時を操るのは制限されているが……ナイフ裁きはそのままだ」 「まじで? あんたの力っていったいなんなの?」 「汝に与えたのは東方キャラに変身できる力能力は制限されて入るが強力だろう?……まあぶっちゃけると私の趣味だ」 「そう、凄い力ね……でなんで咲夜?」 「ぶっちゃけると我&作者の嫁だ!」 ディーはそう言い放った。 が、その瞬間ディーの周りには無数のナイフが刺さっている。 お姉様は怒りながら 「あんた……いいかげん自重しろよ……ホントにさ。次、刺すよ」 「わ、悪かった……とりあえず中国に戻す」 ディーは顔を真っ青にして直ぐに中国に戻した。 それはもう、おどろくような速さで。 「ちなみに中国でも腕力は上がってるからな」 「そうありがとう……変わるキャラは選べないの?」 「ああ……ぶっちゃけ我が決める! 次は巫女だな。腋! 腋! わ……ふべぅ!?!?」 ディーは腋といったは瞬間顔がゆがむのを感じた。 そして吹っ飛ばされる。 殴ったのはお姉さま。 もう顔が悲壮なぐらい真っ赤である。 「……頭来た……フルボッコにする! 手伝え! パンタローネ!」 「……あ、ああ」 「ちょ……まw やめ! ギャアアアム!!!! 」 こうしてお姉様は力を手に入れた。 理想を貫く為の力を。 ついでに似非神も。 さあどうなることやら。 いつまで経っても彼女の性別は分からない。 【黎明】【B-2 森】 【お姉さま@ギャルゲロワ】 【装備:青龍偃月刀、ディー、チャイナ服】 【所持品:支給品一式、支給品一式(他ランダムアイテム1)】 【状態:怒り】 【思考・行動】 基本行動方針:殺し合いに乗ってる人間を止め全員での脱出 1:ディーフルボッコ 2:戦う覚悟。 ※容姿はくれないの長髪でスレンダーな美少女。というかまんま東方の中国w ※性別は未だ不明。 ※ディーにより東方キャラに変わる力を得ました。何に変わるかはディーの気分次第。確率的には咲夜が高い。 やばすぎる能力には制限がかかってます。 ※ディーは制限により弱まってます。そしてそれが原因でちょっと逝ってます。 【パンタローネ@漫画ロワ】 【装備:無し】 【所持品:支給品一式、支給品一式(ランダムアイテム不明)】 【状態:健康、自動人形】 【思考・行動】 基本行動方針:殺し合いには乗らない、乗った人間には容赦しない 1: ディーフルボッコ 2:助けられる人はなるべく助ける。 ※パンタローネの服を着ていますが顔は若いです。 ※深緑の手の空気供給率が低下しています。 ※深緑の手:手の平の穴から空気を吸収し、指から圧縮された空気で攻撃する技。 原作では片手撃ち尽す→もう片手で撃ちながら、撃ちつくした手は空気供給で弾切れの心配が無かったりする。 067 嵐を呼ぶカオス 投下順に読む 069 無題(079) 067 嵐を呼ぶカオス 時系列順に読む 069 無題(079) 023 熱血怪人対自動人形~特別ゲストお姉さま~ お姉さま 112 二時間制裁 023 熱血怪人対自動人形~特別ゲストお姉さま~ パンタローネ 112 二時間制裁
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13478.html
【フリーダム】 唯「っていう夢を見たんだよ!!」 梓「私はそれを聞かされてどうすればいいんですか……」 唯「ぶぅー、あずにゃんの夢を見たから報告しただけなのにー」 梓「いや、なんというか……で、なんでしたっけ、その夢?」 唯「もう、あずにゃん聞いてなかったの?」 梓「いやー、また唯先輩の突拍子もない話かと思って集中してませんでした」 唯「ひどいっ!! しかも「また」って言った! あずにゃんはいつもそんな風に私の話を聞いてたんだね……」 梓「それは言葉の綾というか……」 唯「思ってたんだね」グイッ 梓「うっ……」 唯「お・も・っ・て・た・ん・だ・ね?」 梓「……ほんの少し」 唯「あー、あずにゃん認めたー!ひどいっ」ヨヨヨ 梓「もうそんなバレバレの泣きまねにはひっかかりませんよ」 唯「……私のあずにゃんの性格が歪んでしまった……先輩として悲しいよあずにゃん」 梓「あぁっともう、そんなところで泣き崩れるマネしないでくださいよ。制服汚れますってば」 唯「あずにゃんはそんな私に手さえ差し伸べてくれないんだね……」じっー 梓「……ほらっ、立ち上がってくださいよ」スッ 唯「あずにゃーん!」ガバッ 梓「ああもう、なんで手を差し出したのに抱きつくんですかー」 唯「ふふ、やっぱりこの感触は私のあずにゃんだよ!!」 梓「唯先輩の所有物になったつもりはないですけど、満足そうならよかったです」 唯「あずにゃん……なんか手馴れたね……」 梓「そりゃぁ、抱きつかれるのにももう慣れますよ……」 唯「ってあれ?なんの話してたっけ?」 梓「唯先輩ってほんとに自由に生きてますね」 【闇の中】 唯「はっ!そうだ。夢の話だった!!あまりのあずにゃんの抱き心地に忘れちゃうところだったよ」 梓「今の反応でわかりましたけど、忘れるってことは唯先輩自身でどうでもいいと思ってる話題ですよね」 唯「違うよあずにゃん、私は夢の話しよりあずにゃんとの触れ合いを優先しただけで、夢の話も重要だよっ!」 梓「……まぁいいです。で、結局その夢ってなんだったんですか?」 唯「えっとそのね、さっき授業中に見た夢なんだけどね……あずにゃんがね……」 梓「私ですか?」 唯「そうあずにゃんがでてきて………」 梓「?」 唯「……」 梓「どうしたんですか?」 唯「忘れた……」 梓「はい?」 唯「あずにゃんと話してたら夢の詳しい内容をわすれちゃったよ!」 梓「……」 唯「うーん、楽しい夢だったような気もするんだけど……あっれー?」 梓「……」 唯「あずにゃん? もしかして気になるー?」ニヤニヤ 梓「なっ!? べつに気になってなんかいません」 唯「ふふ、かわいいやつじゃー。よしよし」ダキッ 梓「あー、もうやめてくださいって」 【連鎖】 ――夜・梓の自室 梓「……とは言ったものの気になるなー」 梓「はっ!これじゃぁ唯先輩の思惑にはまった気がする……」 梓「……もう忘れて寝てしまおう……うんそうしよう」ヨイショ ――5分後 梓「……」ゴロン ――10分後 梓「……」ゴロ ――30分後 梓「……」ゴロッ 梓「あああ、寝れないよー!」 梓「唯先輩に明日文句いってやろう……まったくほんと唯先輩は……」ブツブツ ――1時間後 梓「ていうか、いつも唯先輩はそうなんだよ……練習しないし……」ブツブツ ――2時間後 梓「すぅーすぅー」 ――朝 梓「……うーん……はっ」ガバッ 梓「……唯先輩の夢を見た」 梓「………」 梓「寝る前に唯先輩のことばっかりぼやいてたせいかな?」 梓「まさかこれも唯先輩の狙い!?」 梓「……なんか悔しいから唯先輩には絶対にこの話しはしないことにしよう」 【印象】 律「こんな夢を見た……ねぇ……」 澪「おっ、律が文学の話しなんて珍しいな」 律「へ?」 澪「え?」 律「え? いやなんで文学?」 澪「えっ、だって今“こんな夢を見たって”……」 律「あぁ、それか。いや唯と梓がそんな話しをしてたなぁって」 澪「なんだ、そういうことか。いやぁ律が純文学読むなんておかしいと思ったら……」 律「どういう意味だっ! 私だって本くらい読むわいっ!!」 【屈辱と逃亡】 梓「本くらいと言っておいて、さっきの反応で律先輩がこの話しを読んでないのはわかったわけで……」 律「うっ……」 澪「まぁ読んでたら、「なんで文学?」なんて言わないよな」 律「うう……」 紬「大丈夫、りっちゃんのいいところは他にいっぱいあるわ」 律「ムギ……!」 澪「でも「いいところは他にある」って、完全に問題から目を逸らしたよな」 梓「ですね」 紬「あはは……」 律「お前らっー!!」 唯「りっちゃん、正直に話すなら今だよ」ポン 律「唯に諭されるのはなんか屈辱だな……」 唯「!?」ガーン 律「ええい、いいんだよー! 本なんか読まなくたって生きていける!」 唯「おおっ、りっちゃんが開き直った!」 澪「いや、唯。あれはどっちかというとヤケになったといったほうが」 律「………ちくしょおおー」ダッ 梓「あ、逃げましたね」 唯「おお、りっちゃん足はやーい」 【たどりついた場所】 ――生徒会室 律「のどか~!!」ガラガラ 和「えっ、律? え、どうしたの急に」 律「のどかー、軽音部で部長いじめが発生している。なんとかしてくれ」 和「……」 律「なんだその目は」 和「いや、いつものじゃれ合いかと思って」 律「なにをっー! こっちは真剣なんだぞ。生徒会長だろ、なんとかしてくれ」 和「はいはい、わかったからとりあえずそこに座ったら?」 律「むっ、なんか適当になってないか」 和「はいはい、それでどうしたの?」 律「いやぁ、さっきのことだけど、私が「こんな夢をみた」って呟いたら……」 和「あらっ? 律が文学なんて意外ね」 律「………」 和「?」 律「和なんて嫌いだああああ」ダッ 和「ちょ、律!?」 【仲間探し】 ――廊下 澪「ったく、律はどこいったんだ……」 唯「あっ」 紬「あっ」 梓「え?二人ともどうしたんですか」 紬「りっちゃん、いたわ♪ ほらあれ」 澪「あれは生徒会室か……」 唯「でもまたどこかに走っていったよ? あ、おーい和ちゃーん」 和「唯?……って軽音部でぞろぞろとどうしたの?」 唯「りっちゃんのお迎えなのです!」エヘン 和「ああ、それなら律のこと任せていいかしら? なぜか急に大嫌いだー とか言って走ってどこかにいっちゃって……」 澪「和……ごめんな。また律が迷惑かけたみたいで」 和「え、ええ。それにしてもどうしたのかしら、文学なんて意外ねって言ったことが気に触ったのかしら」 澪「いや、そうじゃなくて……」 和「?」 澪「多分、自分と同じ仲間探しでもしてるんだと思う」 和「……? まぁ、よくわからないけど後はよろしくね。私まだ生徒会の仕事が残ってるのよ。」 唯「またねー、和ちゃん」バイバイ 【比較的自由な人達】 ……… …… 澪「……とりあえず部室に帰るか」 唯「えぇっー!? 澪ちゃん薄情だよ~」 澪「いや、だってどこにいったか分かんないし。どうせ飽きたら戻ってくるだろ」 梓「とりあえず唯先輩は練習しないといけませんしね」 唯「えっ?……やっぱり私はりっちゃんが心配だから探しにry」 梓「そういえば唯先輩、まだ部室にケーキ食べかけできましたよね」 唯「!!」 澪「そういや紅茶も飲んでる途中だったな」 唯「あずにゃん、澪ちゃん!!はやく部室に戻るよ!!」ダッ 梓「……こんなときだけ唯先輩は……」 澪「ま、とりあえず帰るか。な、ムギ……ってムギもいない!?」 梓「ムギ先輩はさっき楽しそうに律先輩の走っていったほうに走っていきましたよ」 澪「……あー、まぁじゃぁ、律はムギに任せる方向で」 梓「……そうですね」 澪「ていうか、同類探ししてるのに和のところに行くのが間違いだよなあ。和とか絶対本読んでそうだし」 梓「たぶん、とりあえず知り合いのところに行こうって考えたんじゃないでしょうか」 澪「……戻るか」 梓「……はい」 【分かる人、分からない人】 憂「それじゃ、純ちゃん帰ろっか」 純「いやー、悪いねー。掃除終わるまで待たせるどころか手伝ってもらっちゃって……ってなんか聞こえない?」 憂「え?」 「―――ういちゃーん」タッタッタッタ 憂「ほんとだ……でも聞いたことある声のような」 純「って憂、後ろー後ろ」 憂「え?」 律「ゼェゼェ……」 憂「律さん……?」 律「憂ちゃんは……」 憂「?」 律「憂ちゃんは「こんな夢を見た」なんていう本知らないよね?」 憂「へ? ……えっと夏目漱石ですか?」 律「……!!………そんな……年下の女の子にまで……」ガーン 純「え?律先輩なんの話しですか?」 律「純ちゃん! そうだ純ちゃんは「こんな夢を見た」なんて本知らないよな?」 純「……? 夢占いかなにかですか?」 律「純ちゃん……!! 結婚しよう」ダキッ 純「えええええー、ってちょ、ええ? なにどういうこと? え、どうなってるの?」 憂「あははは……」 純「いや、ホントどうなってるの!? ていうか、あそこの廊下の柱のかげからムギ先輩が幸せそうな顔でこっち見てるんだけど……」 憂「えっと純ちゃん、私やっぱり先に帰るね」 純「えっ、ちょ、憂ー、うーいー……」 2
https://w.atwiki.jp/kakiya/pages/54.html
『狂っちゃって』 第4話 その日、大嵐が来た。 オババの予測があり、前もって嵐が来るのは島中に知れ渡っていたので、ボクとすずも前日のうちに家屋の補強を済ませ、その日一日は文字通り嵐が過ぎ去るのを待つために真っ暗になった家の中へと引き籠もる事となった。 凶暴な風と雨が奏でる大自然の音楽会を聞きつつ、ボクはすずを抱きながらまったりとして過ごした。ろうそくの灯りだけがゆらめく暗闇の中、大自然の音とすずの嬌声のハーモニーを聞くのもまたおつであった。朝から昼頃まで意識を無くなるまでぐちゃぐちゃに突きまくって、目を覚ました夕方からまた一戦、その後も夕餉の支度をするすずの割烹着姿にムラムラして台所で犯したり(今度ちかげさんから借りて是非とも裸エプロンをやってもらおう)、お風呂では泡踊りをしてもらったりと、それなりに充実した一日を満喫した。 そんなこんなで夜には早々にすずがもうダメと寝床につき、暇を持て余して家を激しく打ち付ける音を聞きながらゴロゴロしてとんかつと戯れていると、ふんばり棒で補強している戸がドンドンとけたたましく叩かれ、 「すずっち、ダンナ、いるかい!?」 と、聞き覚えのある声が向こうから届いてきた。 「りん?」 ボクはこんな日に思ってもみなかった訪問者に驚きながらも戸に急いで駆け寄り、ふんばり棒を外した。 ガラリと勢いよく開かれ、りんが飛び込んできた。 「り、りん!」ボクは驚きながら言った。「どうしたんだい、一体!?」 頭からつま先まですっかりずぶ濡れのりんは、土間でしばし息を整えると、 「ダンナ、この家はちゃんと保ってるだろうね?」 と、逆に問い返してきた。 「え? う、うん。昨日補強しといたから、今のところ大丈夫だと思うよ」 「そうかいそりゃ良かった──」 りんはキョロキョロとし、奥で寝ているすずを発見すると、 「ありゃ、もう寝てんの?」とちょっと驚いた。 「あ、す、すずね。なんかちょっと具合悪いから先に寝るって、アハハ」 「そうなんだ……じゃあダンナ、ダンナが一緒に来て」 と言うや否や、りんは嵐吹きすさぶ外へ猛然と飛び出していった。 「……え?」 ボクは訳が分からずしばし呆然としてしまったが、再び入ってきたりんに、 「ぐずぐずするな!」 と無理矢理腕を引っ張られ、抗う暇もなく外へ連れ出されてしまった。 猛雨吹きすさぶ中どこへ行くのかと思えば、風呂場の裏側だった。そこでりんは持っていた大工の道具箱を置くと、風呂場の屋根の四隅を支える柱の一つを調べ始めた。 「今回の嵐はどうも長っ尻らしくてね! 長ければもう一日ぐらい島の上に留まるんじゃないかってオババがそう言ってたらしいんだー!」 「なんだってー!?」 「だからこうして私達大工一家が総出で島の家々を回って! 補強が大丈夫かどうか見回ってるってわけさー!」 「なるほどー!」 お互い叫び合わなければ聞こえないほど嵐の音が大きかった。 「でさあー! さっきからその柱ばっかりやけに念入りだねー!?」 「えー!?」 「柱ぁー!!」 「ああー! ここさあー! 昔、私が補修した箇所なんだよー!」 「げ」 「えー? なんか言ったー!?」 「なにもー!?」 「この柱が少し心配でねー! この辺の部分ちょっと削りすぎたかなって記憶があるからさあー、あっはっはー!」 「うひー!」 笑い事ではなかった。 「大丈夫みたいだけど一応補強しとくねー!」 「是非頼むよおおおーーー!!」 家の方は大丈夫なんだろうか──と、俄然怖くなってきた。 りんが失敗しやしないかとハラハラして見守っていたが、風で飛ばされた道具箱から散らばった大工道具を必死にかき集めたのと、補強用の木材が雨で滑ってりんの手からやっぱり飛ばされてボクの顔面を補強しようとしたぐらいで事はなんとか済み、住まいの方も見回ってみて他は特に必要はないとりんが言ったので、(多少不安はあるものの)屋内に撤収した。 家の中に入ると、土間が瞬く間にビチャビチャになった。 「うひゃー、二人ともすごいびしょ濡れだね!」 と、りんははしゃぐように言った。 「なんか嬉しそうだね?」 心なしか作業をしたりんより疲れた気分なボクだった。 「ほら、嵐って何か妙にわくわくしない?」 「ああ、なるほど。それならわかるよ」 ボクは上着を脱いで雑巾のように絞りながら、 「お風呂使う?」 とさりげなく聞いた。 「ああ、そうだねー」りんはちょっと上目遣いになり、考える風になった。 「棟梁からは、『お前はすずの家だけ見てきてくれればいい』って言われてるし──」と、ちらっとボクを盗み見る。「──少しぐらいゆっくりしていってもいいかな?」 ボクはさっきのドタバタを思い出しながら、「棟梁がそう言った気持ちも分かるような気がする……」と、ボソリと呟いた。 「ん?」 「あ、いや! お風呂、先に入っていいよって言ったんだ」 ボクはそう言って誤魔化した。 絞った上着を布巾代わりにして身体を拭いて板間に上がり、その足でぺたぺたと濡れた音をたてながら箪笥に向かった。 「それじゃあ、遠慮無く先に使わしてもらうよ」 と、りんも続いて家に上がり、風呂場へと向かう。 途中、隣の部屋で寝入っているすずを見やり、心配そうに尋ねてきた。 「すずっちの具合は大丈夫なのかい?」 「ま……まあね。昨日の台風対策の作業が思ったより疲れたらしいんだ」 ボクは箪笥の引き出しを探りながら答えた。 「へえー、それぐらいで参るなんてすずらしくないね? いつも他も手伝ってたぐらいなのに……」 「そうなんだ? それよりほら、これ、体拭くのに使って」 と、ボクは垢すり用の手拭いを取り出してりんに渡した。 「お、ありがとう」彼女はにっこりと笑うと、風呂場へと歩いていった──振り返り、 「あ、あのさ……覗かないでよ?」 と、恥じらいを含んだはにかんだような笑顔で言った。 「覗きなんてしないさ……そうそう、風呂場も真っ暗なんだ。脱衣場にろうろくが置いてある筈だから、それ使ってね。足滑らないように気を付けて」 「あいよ、ダンナ」 にこやかに笑うと、りんは(自分では気づいてないだろうけど)形のよいお尻を揺らしながら脱衣場へと入っていった。 その後ろ姿を見つめながら、薄暗闇の中、ボクは口の端を歪ませていた。 囲炉裏で灰をかぶっていた埋火の炭を火箸でひっかきだしていると、風呂場の方からりんの鼻唄が聞こえてきた。格子窓も板を打ち付けて塞いでいるため、裸を見られる心配もなく安心して入浴しているのだろう。 以前に見たりんの裸体がまぶたの裏に浮かび上がってきた。なんだかんだで近しい女の子たちの裸はたいてい見てしまっているわけだが、その中でもりんのプロポーションは見事なものだった。大工仕事で培われたぜい肉の少ないよく引き締まった肉体。形よく突きだした胸のふくらみや丸みを帯びた腰のくびれ、キュッとしまったお尻などは申し分ないボリュームで尚かつバランスがとれ、まだ中学生の年齢とは思えない成熟したからだつきを漂わせていた。 そのからだが今、板を何枚か隔てたすぐ近くで一糸もまとわずにある── りんのあの肉感的な肢体がボクの手の中で羞恥に染まりながらも淫らに悶えるさまを想像するだけで、背徳感をまとった仄暗い欲望がゾクゾクと背筋を駆けのぼる。 ボクは首を伸ばし、寝室をうかがった。 すずは完全に寝入っているようで、浅い呼吸を繰り返しているだけだった。先ほどのボクとりんの話し声にも全く反応していなかった。薄暗いので寝ている様子などは分からないが、胸奥の隅にまだ少し残っている罪悪感が良心をつついてくる。まあ、彼女の負担を軽くするために他の女にも手を出しているんだ……。 そう、これはすずのためでもある。彼女を裏切っている行為では無いのだ。 囲炉裏が十分に暖まってくるのを見計らって水を張った湯沸かしを吊り棒に引っかけると、ボクは腰を上げた。 脱衣場にソッと入っていった。外が騒がしいおかげで、少し忍ぶだけで風呂場の中のりんにはまったく気付かれない。 真っ暗な脱衣場には、雨水の匂いに混じってりんの体臭がほのかに漂っていた。目を凝らしてよく見ると、棚の籠の中にりんの脱いだ衣服があるのがわかった。そちらに進行方向を変えて棚に近寄り、ボクは籠の中をごそごそと漁った。きちんと折り畳まれた着衣の下に隠されるようにして、目当てのモノ──りんのパンティが見つかった。 藍蘭島には何故かパンティがある。西洋から持ち帰ったか、漂流物の中に発見したのか……しかしさすがにブラジャーまでは無いらしく、胸を固めるものはサラシだけのようである。 (そういえば、りんはすずにも負けないバストだと思うんだけど、サラシ巻いてないなあ……いつもノーブラだよなあ……) 以前大工の仕事を手伝った時に見た事があるりんのノーブラ美乳に想いを馳せつつも、ボクは顔面を覆うようにパンティを貼り付け、思いっきり鼻から息を吸った。 (おおお……りんのアソコの匂いが……!!) 瑞々しくも甘酸っぱい香りが鼻腔いっぱいに広がった。何もかもが頭の中から吹き飛んでいくような極上の芳香──ボクを倒錯の世界へと運ぶたまらない悦楽が体中を駆けめぐった。アレが反応してガチガチに固くなり、ズボンをパンパンに膨らませる。 ボクは辛抱しきれずにズボンを脱いだ。ビンビンに勃った肉棹が勢いよく飛び出してくる。ボクは肉棹にパンティをぐるぐると巻き、激しく前後にしこりはじめた。 「おおぅ……おぉ……」 柔らかいパンティのこの上なく心地よい肌触りと気持ちよさに、思わず声が漏れてしまう。大きい声を出してしまいたいほどの快感。変態行為をしている後ろめたさはすぐに頭の中から跡形もなく消し飛んでしまい、ボクは猿のようにオナニーに没頭していってしまった。 (りん……りん……もうすぐ……こうしてあげるからね……) ボクはりんの痴態を想像した。ボクの腕の下に組み敷かれ、あられもない嬌態嬌声をみせるりん。どんな風に犯そうか……。 相手を気にしなくていい独りオナニーはあっという間に高ぶりを臨界点にまで押し上げた。 「うっ──!」 熱くなった肉棹がすこぶる気持ちよさそうに爆発し、間一髪でパンティを鈴口に寄せる。 ドピュッドピュッドピュッドピュッ── 大量の白濁液がりんのパンティに直撃していく。 「う……う……!」 獣じみた声が出るのを抑えるのに精一杯なボク。 やがて射精が収まり、満足に震えたため息をゆるゆると吐いた。 パンティを開いてみると、とても吸収しきれずに溢れかえったザーメンがだらーっと床に落ちていく。 久々のオナニーだった。爽快だった。何も気にしないで無心に気持ちよくなれるのは、セックスに負けない魅力だ。 (ふう……たまには独りでやるのもいいな……) りんのパンティを、「ゴチソウサマ」と汚れたまま籠の中に戻すと、ボクは本番に挑むべく風呂場に注意を戻した。 ここからはコソコソしても意味ないので、堂々と戸を開けて中に入る。 鼻歌が止まった。 風呂場は、隅にろうそくが一つ灯っているだけの薄暗闇だった。窓を閉め切っているせいか、いつもよりじっとりと水分を含んだ暖かい空気が脱衣場に流れていく。ろうそく一本の光では、白い幽霊のように漂う湯煙もあって、りんがどこにいるのか分からなかった。 「誰──すずっち?」 湯船からりんの声が届いてきたので、温泉に入ってそちらの方に向かいながら、 「ボクだよ」 と答えると、少し奥の方でザバァ──と、驚いたと容易に分かる速さでお湯から立ち上がる影が確認できた。 「ダ、ダンナ!?」 「やあ、そこにいるんだ」 りんは思いもよらない出来事に呆然としているようであった。それでもとっさにこちらに背を向け、腕を組み胸を隠すことを忘れないそのシルエットは、改めて島で一番女の子らしい可愛さだと思う。 「の──覗かないでって言ったのに……!?」 「覗いてないよ? 一緒に入ろうとしてるだけじゃないか」 「そ、そういう意味じゃなくて──!」 ざぶざぶと音を立て、りんは湯の中を後ずさった。しかしどうせ後はないのだ。ボクはゆっくりと湯をかき分け、獲物を追いつめるようにして一歩一歩りんに近づいていった。 「だ、ダンナぁ……」泣きそうになるりん。「じょ、冗談はやめておくれよ……」 「冗談? 違うよ。りんとお風呂に入ろうと思っただけで」 「わ、私が他人に裸を見られるの恥ずかしいって知ってるだろ!?」 ボクは足を止めた。 「……それじゃあ」ポツリと呟くように言う。「りんはボクと入るのは厭なんだね……?」 寂しそうな顔をしてみせた。「ボクとじゃ厭なんだ……」 「えっ……」 と、りんは息をのんだ。 この島の住人達──いや女性達は、ただ一人の男性であるボクを特別な目で見ている。それは改まって作られたルールというわけではなく、自然に生まれた暗黙的な雰囲気だった。彼女たちはボクに接触し、関わる事を歓迎する。いや、この際はっきり言おう。ボクに何かを要求されるのが逆に嬉しいのだ。ボクと関係を持ちたいと思っている。万が一思っていなくとも、ボクから関係を持とうすれば拒むこともないだろう。彼女達が最終的に見ているのは、“牡”としてのボクだ。この隔絶された島にただ一つしかないもの──女性という本質を満たしてくれる、唯一無二の存在。 そしてそれを理解したボクは、いつしかこの“急所”につけ込む手練手管を会得していた。ちょっと揺さぶりをかけたり、丸め込めることに成功すれば、あっという間に堕ちてくれる。簡単なものだ……ここは本当に夢のような世界だった。 目の前にいる少女も例外ではない── ボクの思惑通り、りんは戸惑いも露わにうろたえた。 「ち、違うよ──そういうわけじゃなくて……あの……その……」 りんはどうしてよいのか分からないみたいに視線を彷徨わせながら俯いた。 ボクは心の中で嗤った。迷って否定しないというのは、本当に厭というわけではない証拠だ……。 ボクはわざとらしく朗らかになって言った。 「じゃあさ、ボクはこっちで、りんはそっちで入ればどうかな? これならあんまり見えないよね?」 「そ、それならいいよ……」 と、りんはわずかに頷き、その場で大きな水音をたてて肩まで湯に隠れた。 そんなりんの慌てぶりに苦笑しながらも、ボクも無理にこれ以上迫ることはせず、大人しく湯に浸かることにした。最初の頃は遮二無二欲望にはけ口を激しく求めて暴れた“アレ”も、今ではそこまで無理にボクを突き動かすことはない。段々と落ち着きを持ってきており、最近ではコントロールすることさえ出来るようになってきたぐらいだ。 (なあに……必ず堕としてみせるさ……ふふ……) しばらく無言の時間が続いた。ろうそくだけの薄暗闇に湯煙がのぼってゆく。ひっきりなしに風呂場の壁やら屋根やらを打ち付ける雨風の音を聴くともなしに聴きながら、ボクは視線だけを動かしてりんの様子を探っていた。 温泉の向こう側にいるりんの姿はあまり視認できないが、しょっちゅうこちらをチラチラと窺(うかが)い見ているようで、かなり落ち着かない風であった。 (うーん……このままだとらちがあかないな……) と、内心、ボクは困った。 近づくきっかけが掴めない。まごまごしていたら、りんはいつ恥ずかしさを爆発させて風呂場から出ていってしまうとも限らない。多少強引にでもりんを掴まえないことには、事は始まらないだろう。とは言え、戸口はこちら側にある、万が一出ていこうとすれば多少無理矢理にでも捕まえてなだれ込めばいい事だ……。 (でもどうしようか……?) どういう口実を作れば、今のりんに近寄ることができるだろうか──ボクは頭をしきりに回転させ、方策を考えはじめた。 と── 不意に──ジャボン!──と、音がした。 「?」 最初、何の音だか分からなかった。 何だろうとそちらを見てみると、音のした方──湯煙の向こうに今までいた筈のりんの姿が──ない。 「りん?」 慌てて見回したが、お風呂から上がったらしき影も見当たらない。 ハッとした。 「──まさかっ!」 ボクは湯を掻き分け、急いでりんがいた所まで来ると、湯の中に手を突っ込んだ──すぐに感触があった。ぐっと掴んで引き上げる。 ザバアーッ── ほかほかに湯だったりんが現れた。 「りん! りん!?」 ボクは彼女の肩を激しく揺さぶった。 「……う……うあぁ……?」 りんの身体が今にも崩れ落ちそうにゆらゆらと揺れたが、意識は何とかわずかに残っていたようだった。霞がかっただるそうな半眼をボクに向けると、 「あれ……ダンナ?……そうか……湯に浸かりすぎてのぼせちゃったみたいだね……いつもよりずっと入ってたし……アハハハ……」と、力無く笑った。 なるほど、とボクは思った。ボクが闖入(ちんにゅう)してくるまでも合わせて、かなりの時間浸かってたんだ。 「大丈夫?」 「うん……ちょっとボーっとするけど……ダンナがすぐに助けてくれたから……」 心なしか血ののぼった顔がさらに赤くなった気がした。 「良かった」 思ったよりも回復が早いみたいでとりあえず安心したが、 「とにかく湯冷めしないといけないな」 と、ボクはりんをお姫様だっこで抱き上げた。意外と重い──しかし口にはしない。 「あ……!?」 りんはびっくりし、恥ずかしそうにボクの腕の中で身を縮ませて顔を伏せた。 「こ、こんな裸で──」 一瞬、鉄拳で殴られる場面を想像した──が、飛んでこなかった。そうする元気がないのだろう。 ボクはりんに構わず、温泉から上がった。 その時すでにもう、ボクの思考の半分近くは別の事柄に向いていた。気付いたのだ──これが絶好のチャンスだということに。 風呂場の床にりんを横たわらせた。風呂椅子を手拭いで覆って枕代わりにし、頭をのせる。ろうそくをすぐ近くまで持ってきてりんを照らした。 「あ……いや……」 りんは恥ずかしがって胸を隠した。 彼女のからだはまるで朝露に濡れ開花したばかりのバラのように美しく染まっていた。腕で覆うだけでは隠しきれない豊かに張った柔らかそうな乳房、中学生並の年齢にしては繁っている土手の陰毛──大人への成長の証。 「しばらくじっとして休んでて。今、水を汲んでくるから」 と、ボクは台所までいって水桶に貯めてある水を手桶で汲み、再びりんのところまで戻ってきた。 りんがすまさそうな目でボクを見た。 「ごめんね、ダンナ。世話焼かせちゃって」 「構わないさ」 そう言って笑うと、ボクは両手を桶の中に突っ込んだ。 「……? いったい何をするんだい、ダンナ?」 「湯当たりは急激に冷やすとマズいけど、ゆっくり冷やすと気持ちいいんだよね……こんな風に」 と、ボクは桶から手を引き抜き、りんの頬にぺたっとくっつけた。 「ひゃっ! つめたっ!」 と、りんは身をすくませ悲鳴を上げたが、その声は嬉しそうだった。 「あはは。気持ちいいでしょ?」 「うん、すごく……」 「じゃあ続けるね」 「う……うん」 りんは一瞬躊躇したが、すぐに同意し頷いた。 「んじゃ、腕からやるから、胸から降ろしてよ」 「わ……わかった」 りんは恥ずかしそうにゆっくりと胸の覆いを取った。豊かに張った二つの乳房がポロンと出てくる。 「い、いやだ……」恥ずかしそうに身じろぎするりん。「なんか……ジロジロみてない……?」 「あ、ごめんね……りんのからだ、すごく綺麗だから、つい」歯の浮くような科白も、最近ではわりと平然と言えるようになってきている。 りんはボッと顔を赤らめ、そっぽを向いた。ドギマギしているのが見る側にもありありと分かる仕草だった。 ボクは水に手を浸して、りんの手を握った。 「あ……」と、りんが小さく口を開ける。 「冷たい?」 「うん……ううん」 そう言って、りんもボクの手をギュッと握り返してきた。 二人の目がふれ合った。 「……」 「……」 ボク達はしばらくのあいだ見つめ合っていたが、ボクはそっと視線を外し、作業を続けることにした。手首、下腕、肘、上腕、肩──と、ただ触るだけではつまらないのでマッサージするような感じで軽く揉んでいく。肩まで来たらりんの向こう側に回り、逆の腕に同じことをする。その間、りんは目を瞑り、時折、気持ちよさそうな吐息をつくだけで、ボクに裸を見られている羞恥心は体熱と共に溶けて消えつつあるようだった。やはり、りんも元来男に対する抵抗は無いのだろう。りんのからだを晒すことに対する羞恥心というのは、日本の女性のそれとは微妙に違っている気がした。 腕が終わったので脚に移る。今度は微妙に揉み方を変え、愛撫を加えることにした。 つま先、足首、ふくらはぎ──と愛撫も混ぜつつ揉んでいくにつれ、りんのからだがピクリ、ピクリと反応しはじめる。 「ん……なんかくすぐったい……」 「そう?」 ボクは気にしない風を装って続けた。手の平から伝わってくるりんの体温は、それまでには収まりつつあったのだが、またじんわりと騰がってくるのが分かった。 「ん……ん……」りんの唇から、声にならない声が漏れはじめる。 黙々と作業をしているうちに、自分の気分も次第におかしくなってきていることに気付いた。目の前にはボクにからだの全てを委ねている美少女。手を延ばせば、いつでも胸や秘所を触ることが出来る無防備な肢体……。先ほどのりんのパンティーでオナニーした時のような倒錯めいた昂奮が再び胸中に湧き上がってきていた。 (なんか、いつの間にか二人だけの秘め事をしているような気分になってきたな……) ふと、りんの顔を見ると、りんは目と唇を薄く開けて、湯当たりだけではなさそうな上気した顔にとろんとしたような表情を浮かべ、ボクを見つめていた。少し怯えが浮かぶ中にも、ろうそくの灯りを反射してわずかにのぞく瞳は妖しげに潤んでいる。 ドキリとした。それは、すずが時折見せる表情でもあった。 (……ムード満タン、ってところかな……) ボクはなんとなく、昔読んだエッチ漫画──仲良しの男の子と女の子がナイショで秘密の遊びをしてしまう──を思い出していた。 いけないことをしていると分かっていても、止められない。止まらない── ボクは今度はりんから視線を離さず、そのままりんのからだに覆い被さるようにして顔を近づけてゆき、 「あ──」 と、震える吐息を漏らしたりんの唇を奪った。りんはうっとりと目を閉じ、厭がりもせずにボクの唇を迎えた。 りんはおそらく初めてのキスだったのだろうが、ボクは彼女の肉感的な唇の感触に激しい欲望をおぼえ、優しいキスをいつまでも保つことができなかった。次第に昂奮を露わにしていき、本能の命ずるがままに彼女の口腔を貪りはじめる。息継ぎに少し離すだけですぐにまた重ね、りんの口端から涎が溢れるのもお構いなしに何度も何度も吸いつき、ねぶり尽くす。 「はあ……う……んん……あぁ……ダンナ……」 熱にうかされたような──湯当たりとは明らかに違う──とろけた表情になっていくりん。 りんと舌を絡め合いながら、ボクは空いていた両手をりんの乳房と秘所にのばした。女性の敏感な所に触れると、りんの垂れ下がっていたまぶたが見開いてからだがビクリと少し驚いたように跳ねたが、ボクが愛撫をはじめると、再びまぶたを垂れ、為されるがままに黙って身を任せ続けた。 りんの乳房を揉むと、たっぷりとしたボリュームと弾力の厚みがある奥からしっかりと響いてくる鼓動に気付いた。 ボクは唇を離し、その事を告げた。 「あは……りんの心臓がドクンドクン鳴ってるのが分かるよ」 「うん……さっきから……動悸がすごいんだけど……全然収まってくれなくて……」 「ドキドキしてるんだね……ふふ……もっとさせてあげるよ……」 ボクはりんの唇から離れ、彼女のからだに責めを移した。首筋、脇腹、乳首、おへそ──からだのあちこちにキスをするたび、りんのからだが揺れる。 「んむ……うあぁ……はぁっ……いい……はああぁ……」少女からは甘い喘ぎ声が漏れはじめた。 外を吹き荒れる台風にも負けない、キスと愛撫の嵐をりんのからだに浴びせてゆく。りんの反応はもはや注意深く見るまでもなかった。ボクの舌と指が蠢くたびに、 「はああぁ──ああぁ……! ダンナ、気持ちいい……気持ちいいよぅ……。んん、んはあ……あぁ……んあ、んああぁ……!」 と、だらしなく淫らに開いた唇からとろけるような嬌声を上げ、ボクの愛撫を全身で味わうようになっていた。 幻想的な陰影を演出する湯煙の森の中で、ボクはりんのからだを虐め続けていた。意識はりんを犯すことに集中し、外の音は遠く耳に入ってくるだけだ。今のりんには平素の江戸っ子気質はもはや微塵もなく、一人の女としてからだ中を駆け巡る快楽に身も心も委ねきっていた。 もうすでに何回かイッたのだろう。うわごとのように、 「んはぁ……あぁ……だめぇ……なんか頭の中が……痺れて……何も考えられないよぅ……」 と、完全に甘えた女の子の声で眼の端に涙をためる。 風呂場でやっているせいで、汗の他にも無数の水滴がりんのからだをぬらぬらと濡らし、よりエロチックな光景になっていた。籠もっている熱気のせいもあるのか、りんのからだはどこもお餅のようにほぐれ、ねっとりと柔らかく吸い付くようだった。淫靡な熱が彼女のからだをとろかしているとも言えた。執拗な愛撫によって秘所も愛液にまみれ、弄られるたびにもの欲しげにひくついてボクの指や唇を悦んで迎えるようにまでなった。 「あぁ……んんん……ダンナ……んあぁ……ダンナぁ……私……からだ……からだが……変だよぅ……」 淫欲に煙り焦点が合わない目で訴えるりん。 「どう……変なんだい?」 「ああぁ……はあぁ……ダンナに弄られるたびに……もう……疼いて……疼いて……あぁ……仕方ないんだ……」 「ふふ……弄られるだけじゃもう我慢できないんだね……」 ボクは一旦、りんのからだから離れた。 「じゃあいよいよ、コレの出番だね……」と、もうパンパンに膨らんだ肉棹をこする。「その疼きを解消してあげるよ」 そう言うと、ボクはさっきのようにりんを抱きかかえ、今度は逆に温泉に入った。そして、りんに縁石を掴まると、後背位の姿勢を取らせた。 「りん……ボクとりんはこれから一つになるんだよ……」 「な……何をするの……?」 「男と女の営みさ……りんもこうやってボクを迎えるんだ……ここに」 ボクは、(こんな説明、あやねにもしたな。性知識の無い女の子にこういう事を教えるのも骨だな)などと思いつつ、りんの陰部を撫で上げた。 「ひゃっ──はあぁ……!」 と身をすくませ、快感の吐息をつくりん。 「男であるボクのコレを入れるんだ」 赤銅色の肉棹を示した。 背中越しに顔をこちらに向けながら、「え……そ、そんな……デッカイのが入るの……?」と、りんは驚きながらボクの怒張をまじまじと眺めた。 にやりと笑うボク。 「慣れれば気持ちいいよ……いくよ……」 ボクはりんの引き締まったお尻を両手で掴むと、肉棹を蜜壺の入り口にまっすぐ合わせ、腰を徐々に進めていく。愛液に濡れた淫肉を亀頭で掻き分けながら、ゆっくりとりんの中に埋没していく肉棹。 ずぶり── 「あ……あ……あ……!」 りんの眼がいっぱいに見開かれる。 すんなり入ったのは入り口だけだった。すぐに抵抗する肉壁にぶつかり、 「痛いだろうけど……我慢して……」 ボクは腰に力をこめ、ズッ……ズッ……ズッ──と、強引にりんの中に侵入していく。 りんの背中が痛みに震え、つっぱった。 「う……あ……あ……! 痛い……! ダンナ……痛いよ……!」 「りん……身体の力を抜いて……」 「うあ……あ……ああ……!」 りんのこの反応は間違いなく処女だった(疑ってもいなかったが)。涙を流しながらも必死になってからだから力を抜くりん。 「ああぁ……ダ、ダンナ……お願い……手をつないで……」 ボクはりんの要望に応え、上半身を曲げてりんの上に重なり、腕を延ばしてりんと手を繋いだ。りんは震える手でボクの手をギュッと強く握り返してきた。顔も目と鼻の先同士になり、りんは涙目でボクを見つめ、 「ダンナ……ダンナぁ……!」 と、ボクを繰り返し呼んだ。 りんの耳元で囁く。 「もっと……りんの深く……入れるよ……」 片腕の押さえが無くなったので、そちら側の足をりんの足に絡ませ、固定した。 そしてまた進んでいく。 ズッ……ズッ……ズッ── 「うあああっ──!!」 あまりに痛いらしく、りんは握った手の指先をボクの手に食い込ませてきた。痛い。爪は手入れしてあるらしくほとんど伸びてないのが幸いだったが、りんの痛みの幾ばくかを知ることができるだろうか──と思ったりした。 それにしても、こうして処女のおまんこを開通させていくこの作業に、ボクの中でたまらない愉悦が湧き上がってくるのを感じていた。処女が好きな男というのは、この瞬間に最大の歓びを味わうのだろうか……。 りんの膣(なか)は未開発だったが、すでに愛液がにじみ出てぬめっていた。ゆっくり進むことで快感がハッキリと襲ってきて、それを耐えるのにボクも必死だった。童貞や経験不足だったらまず間違いなく挿れてる途中で射精してしまうだろう……。それほどきつく、だけど熱く柔らかく包み込んでくる締め付けだった。 「うう……痛いよぅ……」 「抜いて欲しい?」 と聞くと、りんは泣きながらも首を横に振った。 「ううん……我慢する……だって……ダンナが私の中に入ってるから……」 「そうだね……ボクたちは今、本当に一緒になっているんだ……」 「ああ……なんか嬉しい……」 りんは本当に嬉しそうに満面に笑顔を浮かべた。まだ痛いはずなのに──ボクはズキッときたが、その感情に蓋を被せるようにして心の隅に追いやって閉じ込め、「そろそろ動くよ……」と、抽送を開始した。 ズルル──グチュゥ! 一回ゆっくりと出し入れしただけで、 「ヒイッ!」 と、りんはからだを硬直させ、痛々しい悲鳴を上げた。ボクの方はというと、処女のきつさではあったが痛みを感じるほどの締め付けではなく、むしろこのまま我慢できずに激しいピストン運動をしてしまいたい欲望を抑えつけるのに大変だった。 「くう……すごい締めつけ……りん……からだの力は抜くんだ……リラックスして……そのうち気持ちよくなるから……」 「うん……ダンナの言うとおりにする……」 りんは切なげにからだを震わせながら息をはき、徐々に力を抜いていく。それにともない膣圧も次第に緩くなってゆき、出し入れしやすくなった。 「しばらく我慢してて……」 と、ボクは抽送を再開した。 ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ…… 「あ……あ……あぅ……あ……あぁ……」 一定のリズムでりんの奥へ奥へと楔を打ち込んでいく。 りんが必死に堪え忍ぶ姿を見ながら、ボクにとっては単調な作業がしばらく続いた。きついことはきついが、落ち着きさえすればこれぐらいの刺激はけっこう耐えられる。 気持ちに余裕が出てくると、寝ているすずの事がふと気になった。ボクとりんがこうしてセックスしている物音に気付いてやしないだろうか──と少し不安になる。 (まあバレたらバレたで二人とも相手にすればいいだけの話だけどね) 肉棹は一つしかないが、精力は無尽蔵だ。一人を相手にするよりも長時間楽しめるだろう……。 ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ…… 腰を打ち付けられて揺さぶられると縁石に体が擦れて痛いのか、りんは手をついて上半身を持ち上げた。たわわな双つの果実が淫らに垂れ動くのに目を奪われたボクは、両手で包むように鷲掴み、それでりんの体を押さえつつ揉みしだく。 「いやあぁ……そんなに胸を揉まないでぇ……変な気持ちになるぅ……!」 ボクは口で答えるかわりに、熱く火照ってきた乳房をますます揉みくちゃにし、同時に腰の動きをより確かなものにした。 ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ…… 「はあああぁぁぁっ──!!」 りんはよがり声をあげ、艶めかしく背中を反り返らせた。 どれぐらいピストンしていただろうか。懸命になじもうとしていたりんは、いつしかからだからも余計な力が抜け、もう堪えきれない様子で縁石に上半身を預けながら襲いくる快感に悶えるようになっていた。処女の固さはまだまだあるものの、ゆっくり単調にやった効果か、肉壺はぐちゃぐちゃにこなれ、もうほとんど痛みは感じていないようだった。 ズチュ……グチュ……グチュ……ズチュ……グチュ……ズチュ…… 「はあぁ……ああん……あうぅ……! だめぇ……気持ちいい……気持ちいいよう……んん……んあっ……んああぁ……!」 「ボクも……りんの中、すごく気持ちいいよ……」 ズチュ……グチュ……グチュ……ズチュ……グチュ……ズチュ…… 「あぁ……ダンナぁ……好きぃ……大好きぃ……んあぁっ……ああう……ダンナ……ダンナぁ……!」 りんの膣(ちつ)は早くも性的な運動を覚え、肉棹をしぼるようにして肉襞が絡みついてくる。愛液がとめどもなく溢れ、結合部からりんの足を伝って温泉に流れ込んでいた。りんの肉壺を掻き回し、腰を打ち付ける音が、外の嵐にも負けないほど風呂場に響き渡る。 ズチュ……グチュ……グチュ……ズチュ……グチュ……ズチュ…… 「はあぁ……おなかが……おなかが突き上げられるぅ……!」 いつの間にか、気付かないうちにボクは抽送の速度を上げていたようだ。りんの子宮を揺さぶるほどに奥まで激しく打ち込んでいた。 そろそろいいかな……と、肉棹の動きに円運動を加えてみた。 「ハアアァァ──!!」 と、たまらずに甲高い嬌声を上げてりんは仰け反り、快楽に堕ちた顔で天井を振り仰いだ。 「りん、すずに聞こえちゃうよ……?」 「い、いやぁ……!」 キュウウッと膣(なか)が締まり、そのきつさにボクは、「うっ!」と必死に発射してしまうのを我慢した。 「……ふふ……すずに見られるのは厭かい?」 「こ、こんな所……見られたくないよぅ……」 と、りんはいやいやと首を振った。 「どうしてかな? ボクたちが仲良く交わってる所を誰かに見てもら──ううっ!!」 再びすごい締めつけが襲いかかってきた。 「──ハアアアァァァーーーーーッ──!!!!!!」 と、りんは背中をピンと仰け反らせ、イッた。 (キツ──いっ……出る──!) その瞬間、ボクも堪えきれずに、りんの中で爆発した。腰を強く打ち付けて隙間無く密着させ、深くまで挿し込んだ肉壺の奥で思いきり精液をぶちまける。 ドビュウッ、ドビュ、ドビュ、ドビュビュビュッ、ドビュルルルル── ザーメンが一滴残らずりんの中へと注ぎ込まれていく。 「うあああ……びくびくしてる……あつぅい……何か……熱いものが私の中にぃ……」ぶるぶるとからだを震わせながら喘ぐりん。やがて快感の波が去ると、ぐったりとして縁石に突っ伏した。 「はあああ……」 ボクも全てを出し終えると、虚脱感にりんの背中に覆い重なる。 「はあ……はあ……」 しばらく二人とも動かず、荒い呼吸が交わり合うだけだった。 (りんは……見られるってことに敏感に反応するな……裸見られるの恥ずかしがるからかな……) それはともかく。 今度はりんを手に入れられた成功の余韻に浸りながら、これからのより楽しくなるだろう愛欲の生活に胸弾む思いを馳せた── (終) 上に戻る
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1389.html
れみりゃ:やわっこい体つきをしていて、動きがもたもたしている。ふらんのおねーさん 妹と共におねーさんの家に居候している。 ふらん:れみりゃの妹で胴無しだけれど、言動や要領はふらんの方がしっかりしている。 おねーさん:緑髪で、プリン好き。二人に慕われている。 「うあ、だどぉ! だど、だどお゛お゛お゛」 「もう、おねーちゃんったらうるさいよ! おねーさんが起きちゃうよ…、…あ」 「だっどぉ♪ だど、だっどぅ!」 「…」 朝、起きたてで髪の毛がぼさぼさだろう頭部を物ともせず、おちびちゃんたちの元へ向かった結果がこれでした。 チークでフローリングされた床下が幼い二人を一層引き立てて、…なんとなく、やるせない気持ちを憶えました。 「だどぉ! だど、だどぉ~…」 「…どうしたのですか、れみりゃ」 「そうだよ、おねーちゃん。おかしいよ、まるでミケーネ文明に攻め込まれてるクレタ文明並にどうしようもないよ?」 「だどぅ! だど、ぷんぷん!」 「…?」 今朝がたから家が妙に騒がしいなと思い、重い瞼をこじ上げながら騒音の発生源へと足を運ぶと、そこには床に転がって手足をじたばたさせているれみりゃとほとほと困り果てているふらんの姿がありました。 ふらんだけでは無く、れみりゃもれみりゃで戸惑いまごついている様子です。 何かあったのだろうかと思案を広げながられみりゃに近づき、床に仰向けで横ばっているれみりゃの手を引いて体勢を直し、小柄な脇から背中まで腕を通して抱き締めます。 ばたついていたれみりゃは途端に静かになり、鼻回りを真っ赤にしてこちらを見上げ、そのまま私の胸に埋まりました。 …うーん、れみりゃ自体が別の誰かに代わったということは無さそうですね。 ふらんは気を揉む目付きでれみりゃを心配しています。 実の姉ですし、案じるなと言う方が酷ですよね。 昨日、何か悪いものを食べさせたかな? 「れみりゃ、お腹でも痛いのですか? どうしてうーとか、だどといった語尾しか言わないのですか? 悪い事でもしたのですか、れみりゃが昨日ピーマンを残してしまったのだとか」 「う゛ーーーっ! だど、だどお!」 れみりゃは体を強ばらせ、けたましいほどに大きい難色の叫びを私に示してきます。 昨日はどこかに遊びに家を飛び出たれみりゃをそのままに、ふらんとデパートへ行ってきたことにへそを曲げているのかな…? でも、そんな様子は見えないし。 やましい事はしていないとの口ぶりですが、どこかもの思わしげな面持ちを見せるれみりゃ。 目線を私の顔からそっぽへ向かせる所が怪しいです、うむむ、れみりゃは本当に何にもやっていないのか…? 「素直に白状すれば今なら許してあげますよ、ほら、ほら!」 「うあ! あ、だど、だどぅ♪」 れみりゃを包み込んでいる腕の力をぎゅっと込め、胸に埋めさせている顔をぐりぐりと押し回し、同時に抵抗するれみりゃの頭部に顎を乗せてここもまた撫で繰り回すのです。 それでも諦めず抵抗するときはやわっこくぷにぷにのほっぺたを自分の頬にまで引き寄せて、擦りに擦って時々唇を合わせたりも。 おおよそならキスをした段階でノックダウンです。 おちびちゃんたちが物事を隠している時によくやる行動で大抵は気恥ずかしさに耐えられなくなるのか降参をしてくるのですが、慣れさせてしまったかむしろ受け入れて喜んでいる様子が窺えます。 一度手を止めて行動を静止すると、れみりゃはもっとやって欲しいといった態度で自身から私の胸にぐりぐりと埋まってきました。 ううむ、まずい。 自分がやりたいからといって無理に理由をこじつけさせてハグをしたバチが回ってきたか…。 「…ちょっと、うらやましい! …違う、うるさいよ! おねーさんはいっつもおねーちゃんばかり優遇して、…違う! ともかく、おねーちゃんの状態がよくわからないんだから、一旦病院行くなり調べたりするなりしようよ!」 「だ、だどぉ…」 背後からどす黒くねたみオーラを剥き出しにして威圧するふらんに気圧されて、私たち二人は素直にはいと頷くしかないのでした。 今のふらんの形相はまさに鬼の面持ちといったもので、どことなく雰囲気として何か嫉妬めいた、うーん、橋の神様の様な…? …何を考えているんだろう。 「行くよ、おねーさんっ!」 「…あ、待ってください~。せめて、髪の毛を整えてから~…」 考えを行動に移すスピードが早いの何の、ふらんとれみりゃは既に着替えていて玄関前にて靴を履いている有様でした。 朝食や歯磨きは愚か寝巻き姿からの着替えすら済ませていない状態で本格的に外にでるのはたまったものではないので、少しだけ待つように二人に伝えて自分も準備をするのでした。 「…」 「…う゛」 「…うーむ」 「…どうですか、先生」 近場にある病院へ出向き、診察室に呼ばれてたった今検査が行われている最中です。 担当となった先生は初老くらいの歳つきで、首裏にかけてある聴診器がネクタイに重なり何故か頼りなく見えて、…失礼だけれど大丈夫かと不安に感じる先生でした。 「…こりゃ、あれだね。だどだど病だ」 「だどだど病?」 「ああ。安静にすることだね。時間も無いし、次の人呼んで」 噂にすら聞いた事も無い病名を、さも息を吐くかの様に平然と告げる先生の言葉を聞き返します。 すると先生は一言呟いたのみで、近くにいた看護婦さんにあろうことか次の診察へ移る旨を伝えたのです! 満足行くまで話をうかがっていないのに、なんと横柄な! …それにしても、だどだど病って何だろう。 何が原因で、どんな不都合があるのか、説明をして欲しいな…。 「…あの。その病気について私は何も知りません。その病気は何が原因で、どの様に普段の生活に差し支えるのか説明をしていただけませんか」 「ん、別に。その子、あと3日で息を引き取るだろうねぇ~…。一緒に居てあげな」 「…。…、…申されますと?」 「だから、まあ。察することだな」 「…ええええ!? だどだど病って、そこまで深刻な病気なんですか!?」 「疑うなら調べればいいさ。こっちは時間が迫ってるんだ、冷やかしなら帰ってくれ」 「誰が冷やかしなもんか! こっちはあんたしか頼る人がいないと言うのに…! もういいです、ありがとうございました! いきますよ、ふらん、れみりゃ!」 「うう!? もう終わったのおねーさん?」 「うあ、うあ♪ だっどぅ!」 「おねーちゃんも踊ってないで、行くよ!」 「だどぉ~…」 「そんなアホな、馬鹿な話があるはずない、そんなわけがない!」 だどだど病 の検索結果 約 1,150,000 件中 1 - 10 件目 (0.21 秒) 「アホな…」 家にあるパソコンのモニター前で、ただ愕然とすることしか出来ませんでした。 調べた所、だどだど病は存在したのでした…。 「だど、だど?」 「どうしたの、おねーさん?」 肩を落としているとおちびちゃん二人が私の足元に寄り添ってきて、心配をかけてくれました。 当事者のれみりゃは何も気にかけていないあんばいで、ぶかぶかと時折足を滑らせたダンスを踊っている始末です。 ううん、信じられないけれど、本当なのかなあ…。 「…れみりゃ。食べたい物は、ありますか?」 「…? …だど、うー、だっどぉ♪」 「…え!? いきなりどうして、おねーさん! おねーちゃんばっかりずるいよ、ふらんにも買ってよね!」 「わかってますよ。何がいいですか?」 普段の私からは考えられない言動を耳にして、二人は少なからず動揺して驚いた素振りを示しました。 しかし、その後の態度はそれぞれに違い、れみりゃは素直に喜んだ歓喜のもの、ふらんは理不尽さに手をあぐねた嫉妬めいたものの態度を隠し気も無く全面に表していました。 うんん、ごめんね、ふらん。 しばらくはれみりゃにべったりになっちゃうけど、なるべく話を持ちかける時はふらんの方から話しかけよう。 その方が不自然じゃなくなるしふらんにも拗ねられないし。 けれどこのままじゃあいずれれみりゃは…。 「じゃあ、プリン!」 「うっうー♪ だど、うあうあっ♪」 大人による邪推など知る由も無く、無邪気に床下を跳ね回る二人。 たった今食べたいものを私に宣言したばかりだと言うのに、待ちきれないのか部屋中を転がっては心内の躍動を体に表しています。 …その様子を眺めている事が辛くなって、するりと逃げるように玄関まで進み、…振り向いて二人に出かける旨を伝えてやけに重いドアノブを捻りました。 行きつけの菓子店で飛び切り美味しいカスタードプリンを3つ買ったのはいいのですが、なんとなく家に足を運びにくく、ぶらぶらと町内をさまようばかりでした…。 右手にぶらさげたポリ袋が快晴の空より吹かれる風に虚しくなびき、より一層切ないものを引き立たせてきます。 途中足を動かす事すらままならなくなり、居た堪れなくなり、…目に入った公園のベンチに座り腰を落ち着けました。 「…れみりゃは、れみりゃは。…うう」 『うっうー! だど、だどぉ!』 「こら、やめなさい! 街中でしょう!?」 「だって俺も優しくして貰いたいんだもーん!」 「…。…!? すみません、その子はどうされたのですか!?」 しばらくして公園に母親と男の子の一組の親子が入ってきて、その男の子がなんとれみりゃと同じような言葉を叫んだのです! 男の子が特に思慮もなくふざけているだけの可能性だって十分にありますが、なぜ叫んでいるか理由を尋ねない手はない! 腰を据えていたベンチからいきり立ち、母親の元へ駆け足で詰め寄りました! 「ああ、ごめんなさい。昨日特番にてだどだど病というものをまとめた番組がありましてね、どうもこの子はそれを見て影響を受けてしまった様でして…」 「…。その、だどだど病というのは?」 「ええと。存在しない、架空の病気らしいですよ。ただでさえ存在しないのにれみりゃ種の病気が人間の子供にかかる筈無いのに、この子ったら病弱したれみりゃが労わって貰うシーンばかり見て真似して自分も配慮してもらおうと…」 「…もしかして。その番組が何時にやっていたか、教えて貰えませんか?」 れみりゃは昨日、この番組を…? 「…れみりゃ」 「うー!? うあ、だどぅ! プ…、だっどぅ!」 「やったあ、プリンだ! どういう風の吹き回しかわからないけど、ありがとう! …まだ、貰えるとも決まってないか」 「いや、プリンは皆で食べましょう。…少し後にね。 れみりゃは昨日、どこで何をしていたのですか?」 「う゛!? …う、う~♪」 家に帰り、リビングで待ち構えていたおちびちゃんたちにただ今の挨拶を告げました。 そして、私はれみりゃにある種のカマをかけてみたのです。 れみりゃは明らかに体を狼狽させて、明後日の方向を向き唇を尖らせて口笛を吹いている素振りをしますが、いかんせんかすれた音すら出ていません。 声で口笛を吹いていると誤魔化しているれみりゃに、容赦なく詰め寄ります。 「れみりゃ。お前の行動が予測できますよ。…昨日の午後2時には誰か友達の家にお邪魔して、テレビを見ていた」 「!? う、う゛あ!?」 なんでわかるの!? と深底驚いた様子で、れみりゃが表情を強張らせた、加えて羨望を交えたものにします。 憧れるのは構いませんが、生憎本題は凄い事をした自慢といった事ではありません。 …本題に、移ります。 「…その時にやっていた番組の名前は、『奇怪!? 伝承されしだどだど病の秘密!』。 …それを見て、とりあえず行動に移して私に優しくして貰おうと狡い考えを働かせたのでしょう?」 「うあ!? 違うどお! …うあ、だどお?」 「誤魔化しても無駄です。全く、私がその番組を見ているとは限らないのに、どうしてまた…」 「…う、うう」 ばれた事による恐怖か、やりきれなさに耐えられないのか。 みるみる内に鼻回りを赤くして、体を震わせて拳を握っているれみりゃ。 所々にボロがでていて最早ばればれなのですが、それでもれみりゃは諦めずまだよくわからない病気を装って取り繕うとしています。 うーん、良くない行為だけれど、ちょっといじわるをかけてみようかな。 「…れみりゃ。お前は、昨日私とふらんがデパートに行っていた事、知っていますか?」 「…!? うあ、う゛ああ!?」 「待ってよ、おねーさん! それは、ふらんと二人だけの秘密じゃあ…!?」 「言わない事について、れみりゃが嫉妬しちゃいますからね。もう、守らなくてもいいよ。 昨日れみりゃにその旨を伝えようとはしたのですが一目散に遊びに行ってしまったので、仕方なく私たち二人で言ってきたんです」 昨日デパートに行ったという、後々を考えて伝えていなかった秘密をれみりゃに暴露します。 れみりゃは何で自分に教えなかったのか、連れて行ってくれなかったのか抗議の声をあげて癇癪を起こしますが、元々は三人で行こうと計画していたもの。 突発的ではありますが、家計を計算してお金に余裕があることが判明し、たまには贅沢をしようと誘いかけたのですがれみりゃが一人でにどこかに消えてしまったため仕方なく二人で楽しんできた訳です。 私たちが家に帰ってきたのが4時ごろで、れみりゃは5時頃に家に帰ってきました。 「う゛、う゛う、…あ゛あ゛あ゛ああああん!!!」 …自分だけ外されたことが、滅多に無い贅沢に参加できなかったことが歯がゆく嫌になったのでしょう。 とうとうれみりゃは大声をあげて泣き出してしまいました。 …やりすぎたな。 許してもらおうとする訳ではありませんが、ただれみりゃの側へ寄り添い、泣き叫び縮こまるれみりゃを抱き締めて、じっと時間が過ぎるのを待ちます。 「れ゛み゛ぃ、お゛ね゛ー゛さ゛ん゛な゛ん゛て゛、…大゛っ嫌゛い゛だどお゛おおお~!」 「ごめんね、れみりゃ。…でも。 それだと、今後ハグだとか、…すりすりするのだとか。出来ないですよ?」 悪いのは私ですが、どうしてもちょっとしたいたずら心がくすぐられてしまい、言葉によってれみりゃに圧力をかけます。 肩越しに力を強く入れて抱き締め、お互いの頬と頬をぴたりと合わせて、そのまま止まったまま。 れみりゃは叫び声をやめて嫌々と顔を横に振りますが、何も応えず、じっとしたままです。 …抱き締めているうちに、れみりゃ特有の、肉まんの香ばしい匂いが漂います。 「…うう」 「暖かいでしょう? それに、こんなことも、こんなことも。それでもよければ、…私は悲しいですが、嫌いになってください」 手のひらにてれみりゃのお腹回りや髪の毛を掻き揚げてまさぐったり、額に唇をつけたり、持ち上げて抱っこをしたり。 果てにはれみりゃのほっぺをぷにぷにに弄んだり、あぐらをかいてその上にれみりゃを置いて落ち着かせたり。 …それはもう、れみりゃを引き止めようとさまざまな行動を移しました。 「…やっぱり、れみぃ、おねーさんが大好きだどぉ…」 最後には、れみりゃが根折れして好きだと言ってくれました。 一安心をしながらも、あともう一言言いたいことだけ、いじわるながらにれみりゃに呟きました。 「ふふ、良かった。…口調、治りましたね」 「…う゛。…おねーさんには、敵わないど」 大人気ないながらにちょっとした勝利を噛み締めて、足元に置いていたプリンのポリ袋をテーブルの上へと置き、食器棚からスプーンを2つ用意します。 プリンの温度は多少温くなっているもののまだまだひんやりとした冷たさは保たれていて、とても美味しく頂ける事でしょう。 私はおちびちゃんたちをテーブルの上に呼び、それぞれの目の前に3つ。 ふらんに1個、れみりゃに2個プリンを置きました。 「…うあ?」 よくわからないといった表情で、れみりゃが私の顔を見上げてきます。 きょとんとした瞳をするれみりゃの鼻頭を指で軽くつついてやり、れみりゃに言いました。 「それは私の分です。これくらいの贅沢ならいつでも応えてあげますから、もう心配させないでくださいね。 ふらん、ごめんね。今度またデパートに行った時、ふらんにはちょっと贔屓してあげるから」 「…別に、プリンに関しては、いいよ」 「…うっうー♪」 れみりゃは嬉しさを声に表してスプーンを握り、早速プリンに食いつきかかりました。 もう、お行儀が悪いですね。 たおやかな女の子になるためには、もっとおとしやかにならないとだめですよ、れみりゃ。 …ちょっとした疲労だって、口の端にカラメルが付いても気にせず満円の笑みを浮かべるれみりゃを見れば吹き飛ぶというものです。 れみりゃの下膨れした顎をさらりと撫でて、れみりゃの顔色を窺います。 れみりゃは、はにかみかけてくれました。 「…折角、お互いの秘密を共有したのに。おねーさんはすぐ破っちゃった。 おねーさんなんて、嫌いだもん…」 ちょっとだけ続く 普通に喋れてるw一瞬今までキャラ作ってたんかと思っちゃったw -- 名無しさん (2009-06-28 15 34 29) だどだど病ってセンスに惚れた。お姉さんとれみりゃのやりとりが可愛い。 -- 名無しさん (2009-06-28 18 10 11) お医者さんひでぇw後でぜってぇニヤニヤしてそうw -- 名無しさん (2009-07-04 22 36 45) これで医者が金取ってたら詐欺罪だな -- 名無しさん (2009-10-22 01 18 40) れみぃが無事で本当によかった・・・クソ医者○ね。 -- 名無しさん (2010-11-28 21 33 36) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kachan/pages/115.html
2008/07/31~08/02 【お誕生日旅行】 今年の盆休みもとうちゃんは仕事なので、お出掛け出来そうにありません。 かっちゃんの誕生祝を兼ねて、近場に遊びに行くことにしました。 去年来て、すっかりお気に入りの「多摩テック」に到着! 自分で操縦できる乗り物がイッパイで、TDLよりずっと魅力的です。 平日だとガラ空きなため、何でも乗り放題なところも最高に嬉しい! 遠くに、水鉄砲を構えた海賊たちが待ち構えています。 今日もイッパイ乗りまくるぞぅ。 園内は、あちらこちらで霧が発生していて涼しげです。 でも、霧を抜け出てきた時にはびっしょり。 去年は、乗り物にひとつも乗れなかったゆっきーも、楽しそう。 いい笑顔をしてるけど、飛ばしすぎると疲れちゃうぞ。 ってなわけで、暫し休憩。 一番楽しみにしていたゴーカートに乗車。 立て続けに3回も乗って満足できた? おにいちゃん、早かったねー。 去年、年齢不足で涙を呑んだ「DREAM R」にも乗車。 目標タイム 2 14 00に僅かに届かず。 リベンジの2回目。キッチリ結果を出して、2 13 73 の記録!すげージャン。 目標タイムをクリアできると、こんなカードを作ってもらうことが出来ます。 その自信たっぷりの顔はなんだよ。 とうちゃんは、あと0 27足りなくてカードもらえなかった。うっ・・・ 遊具はこれくらいにしてプールに行こうか・・・ すごい肉体美ですな。 ゆっきーの浮き輪を奪ってぷかぷか。 まん丸のくらげが溺れてるー! 今夜は横浜に宿を取りました。 どう?綺麗でしょう。。。 かっちゃんもゆっきーも、ベッドの上でジャンプしています。お約束かよ! 昼間遊び疲れてしまったので、夕食はホテルの中で・・・ 誕生日の前祝を兼ねて、イタリアンレストランで、チョット贅沢しました。 でっかいホテルだねー。でも前にも、かっちゃんが小さいときに、泊まったことあるんだよ。 翌朝、お散歩を兼ねて、コスモワールドへ・・・ 目の前をすごい速さで横切った、この虫は何?? 日本丸への道は何処? ウルトラマンが出迎えてくれました。 ?? 艦内見学しました。甲板はすっかり日焼けしています。 面白かったね。 この後、ゆっきーに飛行機を見せたくて、羽田空港に行ったけど、遊び疲れちゃったので、早々に東京土産を買って帰りました。 とうちゃんの好物の「ごまたまご」と 子供たちが大好きな「東京バナ奈」と、あれとこれと・・・イッパイ! 次の日、お誕生ケーキを食べていない! との訴え有り。 改めて2度目のお誕生会を開かされました。 これで満足してくれたでしょうか。 2008/08/11 【恩返し?】 部屋の中をモソモソと動く物体。 先月逃がしてあげたくわがた・・・? そんなはずないか。 2008/08/28 【夏休みの作品展】 今日は水泳記録会の予定だったんだけど、雨天延期になってしまいました。 折角なので、夏休みの作品展を見に行くことに・・・ かっちゃんとお友達のまゆみ君が案内してくれました。 拾った石で作品を作る宿題で「恐竜の骨格標本」を作りました。 2008/09/02 【水泳記録会】 今日は、水泳記録会です。 かっちゃんは自己申告した背泳ぎで50m泳ぎます。 リレーの選手にも立候補して、頑張って泳ぎました。 よく頑張ったので、ご褒美にお寿司を食べに行きました。 かっちゃん8 子供たちメニュー かっちゃん10
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10029.html
憂「ばぶばぶ」 唯「ど、どうしようどうしよう…」 憂「ほ…ほぎゃあほぎゃああ」 唯「うわっ泣き出しちゃった!どうすればいいんだろう…」 憂「大丈夫だよお姉ちゃん、赤ちゃんが泣いた時はお腹が空いたかオムツだよ」 唯「赤ちゃんういがしゃべった!!」 憂「もしくはさびしい時なんかも泣いたりするね」 唯「そ、そうなんだ~。それでういはなんで赤ちゃんになっちゃったの?」 憂「ほ…ほぎゃあほぎゃああ」 唯「わっ、また泣き出した!」 唯「えっと、オムツかな?」 ヌギヌギ 唯「よくわかんないから…匂いは…」クンクン 唯「してないかな~」 唯「じゃあお腹空いたのかな~」 唯「赤ちゃんにはミルクだね!」 唯「じゃあさっそく牛乳をっと…」コポコポ 憂「お姉ちゃん!赤ちゃんに牛乳はあげちゃだめだよ!」 唯「またしゃべった!」 憂「赤ちゃんには牛乳じゃなくて粉ミルクから作ったものをあげなきゃ」 唯「そっか~、でなんでういは赤ちゃ 憂「ほぎゃあほぎゃああー」 唯「な…なんなのさ」 唯「でも粉ミルクなんてあるのかな?」 唯「お?ういの買い物袋の中に」 唯「粉ミルク発見!」 唯「じゃあさっそく作ってみます」フンス 唯「お湯を沸かしてっと」 コポコポコポ 唯「こんなもんかな~」 唯「できたー!」 唯「哺乳瓶もあったからこれに入れて完璧ー!」 唯「ほ~らういちゃん、ミルクでちゅよ~」 憂「う…う…ぶ」 唯「あれ?飲まないな~」 憂「お姉ちゃん、ミルクは赤ちゃんに飲ませる前に冷まさないと」 唯「え?そうなの?」 憂「そうだよ、人肌程度には冷まさないとやけどしちゃうよ」 唯「じゃあ瓶ごと水で冷まして…」 唯「これでいいかな~」 唯「はいうい、今度こそミルクでちゅよ~」 憂「んくっんくっんくっ」 唯「わ~、飲んでる飲んでる!」 憂「ぷはぁ」 唯「おいしかった?うい~」 憂「きゃっきゃっ」 唯「ふふふ、喜んでる~」 唯「じゃあこの哺乳瓶洗ってこよう」 憂「ほ…ほぎゃあほぎゃああ」 唯「こ、今度はなにさ~」 唯「今ミルク飲んだばっかなのに~」 憂「お姉ちゃん、赤ちゃんはねミルク飲む時一緒に空気も飲んじゃうの」 唯「ふむふむ」 憂「だからミルク飲ませたあとはだっこして背中を軽く叩いてげっぷをさせてあげるんだよ」 唯「なるほど~ではでは」ダキッ 憂「あ、あと生後まもない赤ちゃんは首がすわってないから」 憂「だっこする時は頭をささえてあげてね」 唯「じゃあこうかな~」 唯「とんとんとんとん」 憂「………」 唯「とんとんとんとん」 憂「………」 唯「とんとんとんとん」 憂「………けぷっ」 唯「お、出た出た」 憂「きゃっきゃうふふ」 唯「満足そうだね~よかったよかった」 唯「それにしても赤ちゃんってかわいいなぁ~」 唯「ほっぺたとかぷにぷにで」 唯「ずっとさわってても飽きないよ~」 憂「きゃっきゃっ」 唯「ういも気持ちいいのかな~」 唯「手もちっちゃくてかわいい」 唯「こんなにちっちゃいのにちゃんと爪とかも生えてるんだね~」 ギュ 唯「お、私の指をつかんできた」 憂「うーうー」 唯「口に持ってって…」 チュパチュパ 唯「しゃぶったー!かわいいー!」 唯「そういやさっきの買い物袋の中に…」ガサコソ 唯「おしゃぶりがあったー」 唯「はい、うい~おしゃぶりだよ~」 憂「うー」チュパチュパ 唯「んー、おしゃぶりっておいしいのかな~?」 憂「おしゃぶりはね、お母さんからの授乳、つまりおっぱいだね」 憂「その時のことを思い出して落ち着くんだよ」 唯「そうなんだー、私も思い出すかなぁ?」 唯「ちょっと貸してねー」ヒョイ 憂「あ…」 唯「ふんふん、なんか落ち着く感じがするね~」チュパチュパ 憂「び…びえ~~~~~~ん!」 唯「ありゃ、また泣いちゃった!どうしたの?」 憂「お姉ちゃん、赤ちゃんから無理やり物を取り上げちゃだめだよ」 唯「あ、そっかそっかごめんね~」 唯「はい、返すね~」 憂「うー」チュパチュパ 唯「ふにふに」 憂「きゃっきゃ」 唯「こちょこちょ」 憂「きゃっきゃ」 唯「よしよし」 憂「きゃっきゃ」 唯「かわいいな~」 憂「………すーすー」 唯「あ、寝ちゃったかな」 唯「ふぁ~、私も眠くなってきちゃった…」 唯「一緒に寝ようか、うい~」 唯「………」 ……… …… … …ちゃん、お姉ちゃん起きて 唯「う、う~ん」 憂「おはようお姉ちゃん、ご飯できたよ」 唯「は!うい、赤ちゃんは?」 憂「え?赤ちゃん?」 唯「ういが赤ちゃんになってふにふにでしゃべって…」 憂「よくわからないけど…」 憂「お姉ちゃんの寝顔は赤ちゃんみたいにかわいかったよ」 おしまい 戻る
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7290.html
571 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 15 34 21.23 ID ??? でもどうでもいいはずの細部にプレイヤーからツッコミを受けて パニクっちゃってヘンに拘ることって実際あるよ 俺も昔ロミジュリモノのシナリオやってたのに 中世のトイレ事情で議論になったあげく下水道探索に話が切り替わったことあるもん 574 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 15 37 58.19 ID ??? 571 どうやったらそんなことになるんだよ…… っていうかとっさにマップとか用意できないだろうに 575 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 15 45 27.58 ID ??? >パニクっちゃってヘンに拘る あー、あるある。 SWでパーティにマジックアイテムを出したとき、 グラスランナー用に用意した必要筋力1のソフトレザーを シャーマンに持って行かれそうになった(シャーマン用に用意したアイテムもあった)んで、 「グラスランナーにしか着れない!」ってぶち切れてしまった。 や、若かった。 952 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 05 11.26 ID ??? 574 亀にもほどがあるが埋まる前に答えよう。 暗殺者に重傷を負わされたロミオ(仮名)の頼みで、次に狙われるジュリエット(仮名)を護衛しに ジュリエットの住んでいる豪邸(舞踏会開催中)にやってきたPCたち、って話で 舞踏会参加者の中にまぎれこんでいる暗殺者連中が会場のホールを抜け出して ジュリエットの部屋にやってくるのを(お互い武装制限状態からのスタートで)阻止撃退するというプロットを組んだ俺は 屋敷の詳細な平面図を用意しPLに開示した。これがよくなかった。 暗殺者に利用されそうな、あるいは撃退に利用できそうな品物の所在や建物の構造を 色々考えて聞いてくるPLたちと、 念入りに考えてきたうえに不明点はその場で考えつつさも最初から用意していたように見せかけ説明する俺の質疑応答をよそに じーっとMAPを見ていたPLの1人が妙に緊張した声で 「と、トイレはどこにあるの……?」 と言った瞬間から話がおかしくなる。 (調子に乗ってほとんど全ての部屋の内容を語りつくしていたため)一瞬言葉に詰まってしまった俺に代わって 別のPLが(助け舟のつもりだったと信じているが)、 「バッカおめえ、中世のトイレなんて部屋のツボかなんかにダイレクトアタックだよ。それか庭とかでだよ。 もちろんジュリエットだってそうだよ」(意訳) とか言い出したあたりで俺はパニックに見舞われてしまった。 このままではここまで一生懸命つむいできた俺の美しいストーリーが、糞尿の匂いで彩られてしまう! 953 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 05 38.18 ID ??? ……で、いつもどおりあくまでもクールに 「いやいや。魔法を含めた文明レベルでいえば中世は軽く超えてるしちゃんとあるよ。もちろんじゃないか」とか言いつつ 二階にあがる階段だったもののひとつを急遽地下室(トイレ)行きに変更。 降りたところには綺麗なトイレットルームがあり、汚水は地下の下水道に流れていく仕組みになった。 今にして思えばこれもヘンだが突っ込まれなかったのでここまではよしとしたい。 そこで最年長のPLがまたまるっきり想定外の発言。 「……どう考えても、(ボディチェック付きの)舞踏会を潜りぬけてくるより 完全武装して下水道から上がってくるほうが安全確実だよな……」 そこまではまだいい。だがそれならそれで清潔な香りただようトイレルームの中なり入り口なりで 敵が出てくるのを待っていれば良さそうなものを 「他と通じているかもしれない」と疑ったパーティーは下水道に入って中の構造を把握することを決定。 厨房にまた急遽こしらえたダストシュートからほんとにもぐりこんでいって、 結局そこで(俺が予定を変更してそっちに登場させた)イケメン敵貴族率いる暗殺者集団と最終決戦になった。 ……用意してきた平面図の上に適当に線を引いてくだけの簡単マッピングで、 しかも別に迷わせたり怪物出したりしたいわけでもなかったから下水道の捏造そのものは簡単だったんだが どうすれば本来のシナリオ通りオサレに終われたんだろうな……。 954 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 07 28.07 ID ??? GM以外誰も困ってないすごくいい話だった 957 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 27 27.23 ID ??? 953 無理やりPLに話を合わせるからだろww 959 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 31 45.09 ID ??? 952ー953 乙。 トイレ周りに関しては、指摘があった時点で 「見落としていました(平伏) マップには書いていないが、アメニティとして何処かにはある。 ただし今回はGMが見落としていたので、敵は侵入ルートには使わないし警戒しなくて良い」 って流しちゃうのが良いかなと思う。 961 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 37 11.49 ID ??? むしろPL的にはこっちのいうことひろってくれるいいGMだなあって気がするよ 962 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 15 38 01.66 ID ??? 拘りすぎて失敗した事例に対して 拘らなければ失敗しなかったのにって説教www 963 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 16 49 54.44 ID ??? 952-953 昔の話なんだし水に流してやれよw 965 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 16 53 26.46 ID ??? 963 トイレだけにってか!HAHAHAHA!! スレ322
https://w.atwiki.jp/ogiri/pages/17.html
【開始時期】 【出題アカウント】 @taniwaka 【特徴】 毎週月曜日にUSTで大喜利番組を配信している 番組時間外でもお題を出している 面白いボケにポイントを与えるグランプリを常時開催している 【関連リンク】 視聴者参加型大喜利番組「谷さんのわかんなくなっちゃった」/谷わか 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/soysouso800/pages/109.html
そんなこんなですよ 適当に話題を纏める際に使う言葉。 または言うことがなくなったときに適当に乱用する言葉。 出典:にしのん(実況者)の口癖